グリーン・ウッド・ハーモニーの日々の記録です。
by gwh_sendai
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7月26日(日)合唱講習会 日誌
午前は県合唱連盟の合唱講習会、午後は強化練習でした。
11:20~12:20講習会(戦災復興記念館展示ホール)
講師は波多野睦美先生。日本を代表するソプラノ(メゾソプラノ)歌手のお一人で、ルネサンスのリュート歌曲やバロックの声楽曲から現代歌曲まで幅広いレパートリーをお持ちです。仙台でも宗教曲のコンサート、せんクラなどで、清澄で自然な歌唱に触れた方もおいででしょう。
ジェズアルドのMoro,lassoを教材に、まずパートごとに話し合って、解決したい課題を1つずつ出すよう指示があり、高音の母音や語尾の母音のコントロール、低音のメリスマの明確さなどが挙げられました。
先生は、フレーズを一つの息の流れとして歌い、母音の変わり目で流れが止まらないよう注意を促されました。
・母音が変わるとき、あごは動かさない。
アとエ、エとイも口形は変えずに、「縦」の響きの中で、舌の高さの違いで発音する(いろんな音域でアエアエアエアエ、イエイエイエイエなど練習してみる)
・母音の変わり目で遅くなりがちなので、息が先に行くように意識する。
・跳躍のあるフレーズは、最高音からスタートするつもりで歌い出す。
・メリスマは、拍の頭は意識しやすいが、あとが流れて不明瞭になりやすい。裏拍のほうを立てるように。
・女声も低音部では地声を使うことを恐れないように。やりすぎかと思ったら、周りの人に聞けばよい。定まった意見が聞けなければ、身体に聞く。
発音については、
・イタリア語のアクセントについては、強弱というより重要な母音を長めに感じるとよい。なお、mia(mio)ではiが長い。
・イタリア語は語尾の母音もクリアに。(スペイン語も同様。ドイツ語の語尾のような曖昧音にしない。)・母音から始まるときは、ドイツ語と同様、閉じた声帯を開くタイミングで明瞭に出す。
・sorteのr(巻き舌)は、他の子音の前にあるので、舌を上歯に近づけて発音する。tも母音の流れを妨げないよう。イギリス風にtを強調しないのが伝統だったが、今はイタリア人の先生もだめとは言わないようだ。
・10小節のテノールへの秘策として、vitaのaに入る直前、t(u)aのように一瞬だけ曖昧な母音を挟んでごまかす(軟着陸する)方法がある。
波多野先生はお話の声もよく響き、歌うこと、声で遊ぶことの楽しさを実感する講習でした。
また、声を出さなくても、息だけで発音や音色はわかるから、深夜でも自分で練習できる、というアドバイスもありましたので、忙しい皆様もお励み下さい。
14時からの強化練習は、別記事で。
11:20~12:20講習会(戦災復興記念館展示ホール)
講師は波多野睦美先生。日本を代表するソプラノ(メゾソプラノ)歌手のお一人で、ルネサンスのリュート歌曲やバロックの声楽曲から現代歌曲まで幅広いレパートリーをお持ちです。仙台でも宗教曲のコンサート、せんクラなどで、清澄で自然な歌唱に触れた方もおいででしょう。
ジェズアルドのMoro,lassoを教材に、まずパートごとに話し合って、解決したい課題を1つずつ出すよう指示があり、高音の母音や語尾の母音のコントロール、低音のメリスマの明確さなどが挙げられました。
先生は、フレーズを一つの息の流れとして歌い、母音の変わり目で流れが止まらないよう注意を促されました。
・母音が変わるとき、あごは動かさない。
アとエ、エとイも口形は変えずに、「縦」の響きの中で、舌の高さの違いで発音する(いろんな音域でアエアエアエアエ、イエイエイエイエなど練習してみる)
・母音の変わり目で遅くなりがちなので、息が先に行くように意識する。
・跳躍のあるフレーズは、最高音からスタートするつもりで歌い出す。
・メリスマは、拍の頭は意識しやすいが、あとが流れて不明瞭になりやすい。裏拍のほうを立てるように。
・女声も低音部では地声を使うことを恐れないように。やりすぎかと思ったら、周りの人に聞けばよい。定まった意見が聞けなければ、身体に聞く。
発音については、
・イタリア語のアクセントについては、強弱というより重要な母音を長めに感じるとよい。なお、mia(mio)ではiが長い。
・イタリア語は語尾の母音もクリアに。(スペイン語も同様。ドイツ語の語尾のような曖昧音にしない。)・母音から始まるときは、ドイツ語と同様、閉じた声帯を開くタイミングで明瞭に出す。
・sorteのr(巻き舌)は、他の子音の前にあるので、舌を上歯に近づけて発音する。tも母音の流れを妨げないよう。イギリス風にtを強調しないのが伝統だったが、今はイタリア人の先生もだめとは言わないようだ。
・10小節のテノールへの秘策として、vitaのaに入る直前、t(u)aのように一瞬だけ曖昧な母音を挟んでごまかす(軟着陸する)方法がある。
波多野先生はお話の声もよく響き、歌うこと、声で遊ぶことの楽しさを実感する講習でした。
また、声を出さなくても、息だけで発音や音色はわかるから、深夜でも自分で練習できる、というアドバイスもありましたので、忙しい皆様もお励み下さい。
14時からの強化練習は、別記事で。
by gwh_sendai
| 2014-07-29 07:30
| 練習日誌
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